難聴が原因で「コミュニケーション障害」になる可能性も

難聴は日常のさまざまな音が聞こえなくなるので、当然人との会話や意思疎通も難しくなります。難聴がきっかけでコミュニケーション障害に陥り、人間関係を崩してしまうケースもあるほどです。

改善先生
ここでは難聴によるコミュニケーション面の問題と、その対策を紹介していきます。

コミュニケーション障害を作る難聴

多くの人は声によるコミュニケーションが当たり前だと思っており、自分の発した言葉は相手に届いていると思っています。難聴でない人にとっては「声が届く」というのは当たり前の感覚です。

したがって、伝えた言葉を理解していないと「聞いてなかった」と思われることもありますし、リアクションがないと「無視している」と思われることもあります。

コミュニケーションは相互の意思疎通のための行為です。しかし難聴によりそれが一方通行になってしまうと相手に不快感を与えてしまう可能性があり、思うようにコミュニケーションが図れなくなります。

特に仕事などの大事な会話の場面で、難聴により相手の求めているリアクションができないとコミュニケーション障害のレッテルを貼られてしまうことがあります。

難聴よるコミュニケーション障害の予防・対策は?

改善先生
難聴によってコミュニケーション障害を引き起こさないための対策はいくつかあります。
・補聴器を使う

補聴器は機械的な力で難聴を軽減してくれます。人混みや騒音の多い場所では機能しにくいなど完璧とは言えませんが、少人数での会話であれば難聴軽減の力になってくれます。コミュニケーション障害を減らすための、最大の味方です。

・口話を覚える

口話というのは、相手の口の動きや表情の動きから、発している言葉を推測する手法です。精度は完璧ではないものの、口話を覚えておけば聴こえなかった部分を補足する力となってくれます。
自分の力だけで難聴を乗り込える手段となりますので、難聴に悩む方は覚えておきたい能力です。

・筆談や手話を求める

難聴があまりにひどく言葉がほとんど聴こえない状態であれば、相手に筆談や手話を求めることも大切です。ただし相手に余計な労力を掛けることとなり、また手話についてはやり方を知らない方も多いので、難しい部分もあります。

ビジネス上の付き合いであれば、筆談を求めるのが安全です。すべて筆談でコミュニケーションを図るのは難しいので、あくまで会話を補完するための手法として考えておいてください。

難聴であることを周知することが何よりも大切

もっとも重要なのは相手に自分が難聴であることを理解して貰うことです。自分に悪意がないことを伝えておけば、不快に感じる方も少なくなります。

なかには難聴であることへの配慮から、普段より聞き取りやすく話してくれる方もいますし、筆談に応じてくれる方もいます。

難聴であることを伝えると自分の評価が下がると懸念する方もいるかとは思いますが、下手に難聴を隠し、大事な内容のコミュニケーションが取れていないことのほうがリスキーです。

コミュニケーションが上手くいかないと人間関係を崩しやすく、あなたの信頼や信用自体にも関わってくることもあります。事前に対策の準備は始めておきましょう。