どれくらい聞こえない?「難聴レベル」と聞こえ難さ

難聴といっても、全く音が聞こえない状態のものだけを指すのではありません。難聴にも度合いがあります。難聴は「難聴レベル」で区分けされ、それぞれで聞こえ難さの度合いは変わってきます。

改善先生
ここでは難聴レベル毎に、どれほど音が聞こえないのかを解説していきます。

5つの難聴レベル

「難聴レベル」とは、難聴の度合いを区分したものです。聞こえる騒音にあわせて次の5つに区分されています。

・正常……0db~25dbが聞こえる
・軽度難聴……26db~40dbが聞こえる
・中等度難聴……41db~60dbが聞こえる
・高度難聴……61db~80dbが聞こえる
・重度難聴……81db以上しか聞こえない

db(デシベル)とは騒音の音量ボリュームのこと。dbが大きくなるほど、難聴レベルが高くなります。

難聴レベルの詳しい特徴

この5つの難聴レベルについて、さらに詳しい特徴や症状を解説していきます。

・正常
0db~25dbの騒音は、呼吸音(10db)、木の葉の擦り合う音(20db)などかすかな音まですべて聞き取れる状態です。これが正常であり、日常生活に何の支障もありません。

・軽度難聴
26db~40dbの騒音は、小さなささやき声(30db)、小雨の音(40db)であれば聞こえる状態です。26dbより下のかすかな音は聞こえないことがありますが、こちらもさほど日常生活には支障がでません。

ただし、騒がしい場所で音を聴き分けられない、多人数の会話が上手く拾えない等の症状が軽度難聴より出てきますので、特定のシーンで支障がでることはあります。

・中等度難聴
41db~60dbの騒音は、エアコンの室外機の音(50db)、日常会話の声(55~60db)であれば聞こえる状態です。

このレベルから、小声での会話が聞こえなくなることが増え、相手の声に反応できない事が増えてきます。日常生活でやや支障がでることも。日常会話レベルの声も少し小さいだけで拾えないこともあり、中等度難聴から補聴器を使用するケースが多いです。

・高度難聴
61db~80dbの騒音は、チャイムの音(60~65db)、電話のベル音(70db)、ピアノの音(80db)であれば聞こえる状態です。

このレベルになると日常会話は上手く伝わらず、日常のちょっとした騒音も聞き分けが難しくなるため、補聴器なしですと事故やトラブルに合う恐れも増えてきます。

・重度難聴
81db以上の騒音は、大声で叫ぶ声(85db~90db)、騒々しい工場(90db)、電車のガード下(100db)、クルマのクラクション(100db)といったうるさく響き渡る騒音しか聞こえない状態です。

日常の音についてはほぼ聞こえず、無音の世界となります。大声で叫ぶことでやっと声が届くか届かないかの状態。補聴器があっても日常生活をおくることが困難な状態であり、周囲の協力が求められます。

以上が、難聴レベルに応じた聞こえ方の違いとなります。

改善先生
中等度難聴程度から日常生活にも支障がでてくることが増えてきますので、悪化させないためにも難聴は早めの治療や、サプリメント等での予防が大切です。